名門東芝 会社運営経済成長期
サマリー
1904年(明治37年)(株式会社芝浦製作所)(創業:1875年(明治8年))
資本金 2,000億4,400万円 発行済株式総数 5億4,400万株
これだけ見ても世界の東芝であった。ピーク時の売上高は7兆7000億円で有り国家経済の根幹にかかわる事は間違いない、その後経団連会長へのオファーも納得できる。
2019年3月期3兆7,000憶円 連結従業員は13万
順調な会社運営も続きリーマンショックも1兆円の売上減(▲3,500億円)も乗り切れるほどの強靭な岩盤を持っていた事は間違いない。
名門東芝 会社運営経済の低迷
2005年頃より低迷が始まる。原子力事業の拡大、世界3大原子炉製造メーカーを6,300憶円で買収、その後リーマンショックをも3,500憶円の赤字を出しながら、なんとか乗り越えたものの原子力事業で巨大損失を出してしまう。
東芝の5大柱と言えば
①医療機器事業 ☞後に売却 (キャノン)
②半導体事業 ☞後に売却 (ソニー)
③原子力事業 ☞巨額しょんしつ
④インフラ事業
⑤家電事業 ☞後に売却
現在インフラ事業だけが主な柱となっている。半導体(メモリー等)の事業を手放した事は収益的にも大きな痛手となった。インフラ事業は収益性より買収したい企業が無かったのだろう。事業の売却先が国内で良かったと思う。半導体事業は間違いなく韓国のサムスンが欲しかったに違いない。
これだけ事業の変動が有れば、企業内のキャッシュの流れは激減する。しかし企業の価値やIRへの建前本質を露呈するわけにもいかず表面上の形成を行う。
それが・・・
現場に圧力をかけるなどして、不適切な会計処理が行われた問題。
2008年度~2014年度4~12月期に計1562億円の利益を水増ししていた。
その後の本質が露呈した後
2016年日本国事業で過去最高の▲7,191憶円の営業赤字を出してしまう!
そして、7万人の従業員は☞3,000人に成った
名門東芝 失速の引き金は経営陣の嫉妬
大きな転換は不当会計利益の水増しである。ではなぜ明るみに出ることに成ったのか?これは以下歴代社長5名による、お粗末な攻防によって露呈することとなった。
歴代社長(抜粋)
西 室 経団連会長に成りたいけど成れない プロパー 院政を敷く 後に日商の会長となる
岡 村 西室社長時代の院政により就任
西 田 経団連の会長に成る可能性後東芝会長
佐々木 経団連の会長に成る可能性、後に原子力事業で2006,1月 –
ウェスティングハウス・エレクトリックを54億ドル(約6370億円)で買収
これが東芝失速の原因であると推測する。
西田社長時代に経団連会長ポストのオファーが有り、西室会長は自身も成れなかった経団連会長の名誉に西田社長に対し嫉妬、更に佐々木社長時代も経団連会長ポストのオファーが有った。しかし経済の中心に東芝出身が2名は問題では?との声が上がり、西田社長は西室会長に日商会長ポストを降りるよう引導を渡す。ここでトラブルとなり互いの不正会計を刺し合う結果となり名門の終焉となった。
世界の優秀な技術を持つ東芝の社員たちは、経営陣の愚かな思想により名声を失うこととなった。
歴代社長は世襲ではなく技術を売りのサラリーマン、会社や企業組織を運営する能力は劣っていたのではないか?初芝産業 島耕作の様な人物はやはり漫画か、そういった面では帝王学を学び育って世襲を取り込む事も悪くない!
Write Kakei Eita
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